「上品でおしゃれなデザインに仕上げたい。でも、どんなフォントを選べばいいのか分からない…」
そんなときに頼れるのが、“セリフ体（Serif）フォント”。
雑誌や書籍、ブランドロゴなど、さまざまな場面で「信頼感」「高級感」「読みやすさ」を演出してくれる心強い存在です。
ただし種類は豊富で、使い方を間違えると古臭く見えたり、イメージを崩してしまうことも。
だからこそまずは、“世界中のプロが愛用してきた定番フォント”から選ぶのが正解。
今回は、Adobe Fontsで無料＆商用OKで使える「まず覚えておきたいセリフ体8選」をご紹介します。
なぜセリフ体なのか？
上品さと可読性の両立 セリフ体は文字の端に飾り（セリフ）がついた書体のこと。視線を自然に導き、読みやすく、美しさも備えています。
クラシックな印象を与えつつ、現代のデザインにもマッチする洗練された表情。ロゴ・見出し・本文すべてに使える、まさに“万能フォント”です。
今回はその中でも、とくに評価が高く、いま改めて注目したい8つの定番フォントをピックアップしました。
まず覚えたい！おしゃれで外さない定番セリフ体フォント8選 ─ 無料で商用OK
1. Times New Roman（タイムズ・ニュー・ロマン）
新聞のために作られた超定番フォント。省スペースかつ可読性が高く、論文や資料でも定番中の定番。
🧠 豆知識：1931年に英国「The Times」の依頼で開発。以来、世界中で使われ続けています。
2. Baskerville（ヴァスカヴィル）
18世紀の英国生まれ。繊細なセリフと美しい曲線が特徴で、知的でクラシカルな印象を演出。
🧠 豆知識：印刷職人ジョン・バスカヴィルが「世界一美しい活字」を目指して設計しました。
3. Ivy Presto Text（アイビー・プレスト・テキスト）
現代的なエレガンスを感じるセリフ体。雑誌やブランドの見出しにぴったりな、華やかさが魅力。
🧠 豆知識：：「Vogue」や「Vanity Fair」など、ファッション誌系のレイアウトとの相性抜群。
4. Minion（ミニオン）
Adobeが長文用に開発した、可読性と品格を兼ね備えた書体。落ち着いた印象で、あらゆる媒体に◎。
🧠 豆知識：1989年、活字の黄金時代にインスパイアされてロバート・スリムバックが設計。
5. Mencken（メンケン）
ニュース媒体向けにデザインされた、現代的なクラシック。読みやすさと情報伝達性に優れています。
🧠 豆知識：「The Baltimore Sun（ボルチモア・サン）」紙の専用フォントとして登場。
6. Freight（フレイト）
プロの組版現場で愛される、温かみと上品さを両立した本文用セリフ体。読みやすさと美しさのバランスが絶妙です。驚異の72フォント収録。
🧠 豆知識：書籍組版に特化した“本文用フォントの決定版”。紙媒体との相性の良さから、世界中の出版社で標準採用されている実力派。
7. Kepler（ケプラー）
クラシックとモダンの絶妙なバランス。極細から極太まで幅広いスタイルが揃い、使い勝手も◎。
🧠 豆知識：その名は、天文学者ヨハネス・ケプラーに由来。理知的で整った印象が特徴です。
8. Arno（アルノ）
ルネサンス調の造形で、芸術的かつフォーマルな雰囲気を演出。ハイエンドなデザインにも。
🧠 豆知識：イタリア・フィレンツェを流れる「アルノ川」から命名されました。
Adobe CCユーザーなら、ぜんぶ無料で使えます
これらのフォントはすべてAdobe Creative Cloudに加入していれば無料で使えるうえ、商用利用もOK。
仕事でもプライベートでも、安心して使えるのがうれしいポイントです。
📌 Adobe Fontsリンクまとめ
もっと探したいあなたへ
もっと探したいあなたへ 今回紹介したのは、あくまで“はじめの一歩”。
📝 定番セリフ体以外にも、Adobe Fontsで使える欧文フォントをまとめた記事はこちら。
📌 シリーズ第1弾「まず覚えたい定番＆プロ愛用の欧文フォント8選」も合わせてどうぞ： ➡️
もっと自分のスタイルに合った欧文フォントを探したいなら、こちらもどうぞ👇
「手書き風」「かわいい」「レトロ」など、スタイルごとに絞り込み可能。
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